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Channel: ヤマネ製作所な日々
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100均ライト改造報告No.20(5/12完成:グリーンオーナメント製LEDランタン改)

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 グリーンオーナメント製LEDランタンのLEDチップと電源を強化、さらに焦電センサーを組み込んで常点灯型から接近時点灯型へ改造しておきました。元々の単4形×3本直列の電源は角型リチウムイオン電池3.7V4050mAhへ、LEDは放熱板付きCREEチップXP-GランクR4へそれぞれ換装です。
 aitendoで仕入れた低電圧動作型の焦電センサーは上手い具合に空いている天頂の黒いフタの部分へ綺麗に嵌め込めます。人体放射赤外線の動体検出出力はAMC7135のVDDへ接続、点灯時には350mA定電流でXP-Gを駆動する様にします。なお、元々ついているオルタネートスイッチは焦電センサー出力をバイパスする様に配線して、センサー動作に関わらず常点灯動作が可能な様に残しておいたのがミソかな。

Img_05921 電源をリチウムイオン電池に強化したので、LEDにはハイパワーなCREEチップXP-G放熱板付が使えます。AMC7135で350mA定電流駆動しますので、明るさとしては十分に実用的です。

Img_05841 もう一つのギミック、人体放出赤外線の動体検出が出来る焦電センサーモジュールを組み込んでヒトが近づいたら点灯する様に改造します。aitendoで入手したモジュールに少々手を加え、より低い電圧でも動作する様に改造してから組み込みます。この改造は電源入力側に入っているダイオードを取り除いて直結にすることで可能です。

Img_05851Img_05871 改造後の焦電センサーモジュールは、LEDランタン天頂の黒いカバー部分へ取り付けます。このランタン、天頂部分の各パーツが接着レスの単純嵌め込み式になっていて簡単にバラせるので加工や嵌め込み作業が楽ちんなんです。

Img_05801Img_05811 ボディー底の単4電池3本直列BOXを大胆にカット加工して、38mm×54mm×5mm×3枚重ねの角型リチウムイオン電池が入る様にします。なお、元々のスイッチは残しておきます。

Img_05821Img_05831 100均品と言えども侮れません、放熱板付パワーLEDを使っている製品は初めて見ました。ちょっと蛍光体が小さいのでそのまま使うのは止め、ここは思い切って発光効率に優れたCREEチップXP-Gに換装しちゃいます。取付け台座はプラめっき品なので放熱に関してはあまり期待できませんが、熱が篭るようならアルミプレートを仕込む余裕は十分にあります。

Img_05791 電源強化のためのリチウムイオン電池パック。モバイルWi-Fiルーター用3.7V1350mAhバッテリーパックをバラして取り出した単セル を3枚重ねにした4050mAh容量アップ品です。これの寸法がLEDランタンのボディーにギリギリ入ることが判ってから、改造計画が一気に進んだのです。

Img_05891 カット加工の済んだボディー底パーツへリチウムイオン電池、AMC7135、CREEチップXP-Gを組み込んでいきます。焦電センサーモジュールへの配線はなるべく細くしたいので三つ編みにしたラッピングワイヤーで済ましてあります。元々の電源スイッチにも配線してあるのは、LED点灯を焦電センサーの検出信号によらず常時点灯したい場合のバイパススイッチとして残しておくためです。

Img_05911 このLEDランタンは裏蓋が外せる構造になっていて、改造後もその機構を残してあります。これは、リチウムイオン電池がヘタッてきたら充電しなければならないので、その制御基板をボディ内部に突っ込んでおいて必要な時に取り出せる様にするためです。

 リチウムイオン電池は中古の品を使っているため、どれくらい容量が残っているかは現時点では不明です。性能的には1350mAh×3枚並列で4050mAhですから、350mA定電流放電なら連続点灯で10時間は持つんじゃないかと期待しています。

※分解と改造は各人の判断にて行い、それによって生じる責任を負うこともお忘れなきよう。


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