第71呟【自撮棒monopodを分解する。】
スリムLEDライト製作用に筒を探していたら分解転用出来そうな良い品が見つかりました。『monopod』という名称で売っている一脚で、秋葉原のLED専門店ピカリ館にて¥280/本で売っていたものです。
バラす前に7段ある筒の外径を測ってみるとφ10~16mmまで1mm置きのキリの良い寸法でありました。
この手の多段ロッドは真鍮材ニッケルめっき品かと思ったのですが、実際にバラす作業に入ったら、刃の鈍ったニッパーでは太刀打ちできないほど硬く、さらに磁石にも付かないことからSUS304製であることが判りました。ま、その方が強度出るから良いのかな、でも穴開けたり切ったりする加工はとても大変だな、ドリル刃は丸くなってヤスリも目が潰れちゃうだろうし。
一番細いφ10mmと一番太いφ16mmの筒端は、それぞれ筒先の固定具や筒底のねじ込みパーツとの嵌合加工が施してあって一本づつバラすにはその部分を切断しなければならないため、他の筒よりも短くなってしまいますが大概は15cmの有効利用長を確保できそう。
そしてここが最も重要な確認作業、どの筒径にどんな電池が入るか! それで実際に入れてみるとこんな結果になりました。単3形はφ16とφ15の筒に入ります。φ14とφ13は特にこれといった特徴はなく、φ12には単5形が、φ11には単4形、そして一番細いφ10形には余裕で単6形が入ります。これは絶対に入ることが判ってましたけど、単4形や単3形はほぼ期待通り、そして意外だったのは単5形で何も考えずに入れてみたらピッタリ入っちゃったというのが真相です。
しかしながら、たった1本の自撮棒を分解するだけで、これほど多彩な筒径のステンレスパイプを一度に7本も得ることが出来るとは、なんともお値打ち感満載です。
※分解は各人の判断で行ってください。それによって生じる責任を負うこともお忘れなく。