第70呟【リチウムイオン電池パックを分解する④】
またまた中古ケータイ屋Rmobileで漁ってきたリチウムイオン電池パック。ちょっと大き目な53mm×74mm×6mm厚のパックで容量は2300mAhもあったから、どういうセル使っているか気になったのです。早速分解して正体を露わにするです。
このリチウムイオン電池パック、型番を調べてみたらシンセイコーポレーション製WiMAXモバイルルーター専用品と判明しました。でもこんな大型なリチウムイオン電池積んでるってことは、リチウムポリマー電池なのかな?
と思って殻割りしてみると・・・・・、そういうことでしたか! このパターンは前回の第69呟でバラしたモバイルWi-Fiルーター専用電池パックと同じ仕組みで、34mm×50mm×5mm厚の単セル345005形を二枚並列接続した組み電池構造なのでした。SANYO製の単セルで3.7V1150mAhの性能があり、前回のは同じ大きさで1100mAhだからちょっとはマシかな。でもこの345005形の大きさで、もっと容量の大きなパックがお店にはゴロゴロしてたけれど、¥300/個になってしまうから手だせなかったし。なんせ前回のは単セル1枚あたり¥100になるし、今回はさらに¥50だからね。
一応付いてる過充放電保護基板、でもワンチップしか付いてない。普通は制御チップとデュアルMOSFETチップとのダブル組合せだと思っていたのに。
型番をググってみると、出てきた出てきた!!ズバリこれMP31ABBが。PDFを読んでみるとなんとこのチップはデュアルMOSFET内蔵型の高性能品っぽい。端子が5pinしかないから面倒な配線しなくてもいいし、これ単品で欲しいし。
※分解は各人の判断にて行って下さい。それによって生じる責任を負うこともお忘れなく。