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Channel: ヤマネ製作所な日々
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100均ライト改造報告No.19(3/14完成:5LEDスタンドライト改)

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 ダイソー製5LEDスタンドライトを高輝度化改造しておきましたのでご報告を。LEDは高輝度のLP-AWME56F1Aに、電源はリチウムイオン電池CGR18650EAに入れ替え、AMC7135を使って350mA定電流駆動方式にしました。これでより明るく、より長時間の使いこなしが可能になりました。

Img_03021 ダイソー製5LEDスタンドライトは100均アイテムにしては良く出来ており、これを高輝度化改造しない手はありません。カラーバリエーションは黒、赤、白があり、LED反射カバーはどれも白色、底蓋は黒色と共通仕様で、ボディカラーのみ変わります。

Img_03071 これは元々のφ4.8mm帽子形LEDで、黄色い蛍光体が点の様に見えます。なお、元の仕様では白色ではなくてマイルドな電球色となっており、ベッドサイドの豆電灯用途な感じです。

Img_03061 で早速に高輝度化。LEDは5個とも全て3チップ接続形LP-AWME56F1Aへ入れ換えます。写真が示す通り、同じφ4.8mm帽子形でも蛍光体が数倍大きく見えていることが判るでしょうか。このLEDは最大90mAも流せるシロモノで、これが結構あかるいんですよね~、ホント重宝してます。

Img_03211 元々の基板は使い回しますが、電流制限抵抗は取り外して直結にし、元々の細すぎるケーブルも太目なものに入れ替えます。なんせ350mA流そうとしているので、こんなところで電圧降下してパワーロスしたくないですし。

Img_03141 スイッチについて。元々のシロモノはランチャー9などに使ってあるのとソックリで、部品共通化によるコスト削減と推測、電源を後で述べる大型の電池に入れ替えると閊えてしまうので、小型なプッシュ式オルタネートスイッチに交換してあります。最初に空いているφ7mmの穴を1mmほど広げると、写真の様にピッタリと気持ちよく納まってくれます。このスイッチ、接点構造がフォワードクリック式なので、カメラのシャッターみたく半押しで通電するため、一時的に手元を照らしたい瞬間点灯時に重宝します。なおこれの入手先は千石電商で1個¥50です。

Img_03261 ボディ裏側から見たところ。スイッチの所にある出っ張りをニッパーで齧り取る加工が必要になります。開ける穴をキツキツにすれば接着剤なしでもスイッチの止まりが効きます。なおボディー材質がPPなので瞬間接着剤は効きません。

Img_03441 ボディー底に搭載している単3形3本直列電池BOXは、18650形電池を搭載する関係でこんな形に削り取ります。バネや金具を取り除き、ゲートカットニッパーとカッターナイフとを駆使して加工すれば18650形電池を綺麗に保持してくれます。

Img_03331 それでこれが加工後に乗っけてみたところ。ガムテでペタペタ貼り付ければガタつくこともなくてバッチシ固定できました。実のところこの加工が一番の難所で、上手く出来た時の高揚感が堪りません~。

Img_03361 18650形リチウムイオン電池は2本を並列接続で使ってます。これは負極側からの写真で、真ん中あたりに350mA定電流駆動チップのAMC7135を空中配線で取り付けてあります。電池へのハンダ付けは禁忌なので、ステンレス用フラックスを使って不必要に熱を掛けない様、素早く処理します。

Img_03401 18650形リチウムイオン電池の正極側から。こちらも禁忌の直接ハンダ付けです。こんなことならリチウムイオン電池パックを分解する時にニッケルタブを少し残しておけば良かったですね、次回分解の際はなるべくそうすることにします。

Img_03161 裏蓋は取り外しが可能な様に残してあります。別に電池を取り換えるとかはしないので意味ないかもしれないですけれど。でもこうしたのには意味があります。
 ここで見えている松下製CGR18650EAは一本当たりの容量が2600mAhなので、これを2本並列で用いて2600mAh×2=5200mAhの容量になってます。LED電流は350mAですから10時間ちょっとは連続点灯出来ると期待してます。

Img_03191 裏蓋が外せる様に残してあるのは、リチウムイオン電池がヘタッて来たら充電せねばならず、その都度ネジを外して分解するのはナンセンスだからです。裏蓋と電池との隙間に充電制御基板を繋いで押し込んでおけば、面倒なボディーへのコネクター取付け穴加工をしなくても済みますし。充電したくなったら蓋を開け取り出して使い、終ったら収納して蓋を閉じればスマートかな。

 なお、この充電基板の出所はモバイルバッテリーLEDライトを作った時に余ったパーツで、元々は昇圧回路も内蔵しているのでUSB5V出力が可能です。写真上ではUSB出力コネクターを取り外してありますが、ケーブルで引き出して別途コネクターを取り付ければ、そんな機能も付加することができるという訳で。

※改造は各人の判断で行い、それによって生じる責任を負うことをお忘れなきよう。


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