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Channel: ヤマネ製作所な日々
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記録ス、二〇一六一〇ニ三。

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 大人しくジッとしていたから行っていない秋葉原。最近はNゲージ関連の改造に没頭していたのでご無沙汰になってしまったLEDライト改造を嗜む。

【グリーンオーナメント製ランチャーライトV9】
 アルミ外装で透明窓が強固な嵌め込み式になっていてバラしにくいダイソー製ランチャー9とは異なり、プラスチック外装で分解と再組み立てが楽だから何時か高輝度改造してやろうと思って買っておいたのです。
 今回は面倒な昇圧回路とか組み込むと嫌がられるかと思って、単純に高輝度LEDへの打ち替えとAMC7135による定電流回路で誤魔化すことにしました。

【元ライト情報】
 電流制限抵抗15Ωのチップ抵抗経由で単4形電池3本直列4.5Vが9個並列接続なLEDへ掛かっています。点灯時の電流は新品な電池の状態で100mAだったから、LED両端電圧を3Vとすると約0.3Wな明るさになり、1m先の照度値は100Luxでした。

【改造品情報】
 LEDを最大50mA流せる高輝度なOSW54L5111Pに乗せ換え、電流制限抵抗15Ωの取り外した場所へAMC7135を貼り付けました。なるべく元の銅配線パターンを利用すべくLEDの取付け極性が元とは逆になった関係で、電池ボックスを筒に入れる方向は極性が反対になります。OSW54L5111Pのカソードは放熱性を考慮した幅広な端子になっており元基板の丸穴へそのままでは突っ込めないから、φ1mmドリルを使って縦長に穴を広げる加工が必要です。
 こうして改造後の性能を計測してみたところ、点灯時の電流は330mAですからLED両端電圧を3Vとすると約1.0Wな明るさとなり、1m先の照度値は650Luxまで向上、自転車ライトとしても十分実用的になりました。ただ単4形アルカリマンガン電池を使った場合は、容量が1000mAh程度あったとしても330mA流すと相対的に容量が減ってしまうので1時間ちょっとしか明るさを保てないでしょう、ちょい乗り程度にしか使えないかも。交換頻度を考えてニッケル水素電池を使うなら大電流放電でも容量低下は少ないので、例えば900mAhの品では2時間ちょっと使えると思います。

【考察】
 改造コストを載せておきますと、打ち替え用LEDのOSW54L5111Pは10個入りで¥450のものを9個使うので¥405、AMC7135は1個¥100なので合計¥505で高輝度化が可能です。それとLEDの特性で元ライトは照射光が黄色っぽかったのですが、改造品はかなり青っぽくて冷たい感じのする光になりました。
 OSW54L5111Pの照射指向性は15度と狭く自転車ライト用途ならそれでも良いでしょうけど、作業灯など手元ライトに応用する場合、同シリーズで60度な広角照射タイプのOSPW5161P(10個¥400)とか、OSW57L5B61P(10個で¥500)などを使ってみるのも良いかと思います。またLED径が異なりますけれど使えなくはないφ4.8mm帽子形なLP-AWME56F1Aなら綺麗な白色照射光に満足できるでしょう。


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