電脳雑貨屋あきばおーで入手可能な、パイナップル製LEDスリムペンライトを高輝度改造する計画です。¥250(税抜き)と格安な割に、集光性の良いリフレクターを細身のアルミ削り出しボディに搭載しており、昇圧回路にはCX2601を使っているため改造し甲斐のある逸品です。
アルマイト仕上げの色バリエーションは他にも黒とシルバーがあるようですけど、現在は売り切れで入荷待ちとなっており青と赤のみ手に入ります。
出来の良い小径なリフレクターを使っています。LED径は4.8~5mmがピッタリ入る大きさになってます。なのでCREEチップのXP-GやXM-L2も使えるんではないかと目論んでおります。
LED発光ユニットは非常にコンパクトな造りになってます。アルミボディーとコンタクトを取るためのマイナス側リード線が横から出ています。
黒いスリーブを分解すると、LEDの載る基板と昇圧回路の載る基板とが赤いケーブルで繋がっています。もし昇圧回路を入れ替えるならば、このスリーブの内側へ入る様にしなくてはなりません。空きスペース的にかなり制約があるでしょうけど、そこはチャレンジですよ、チャレンジ!
白色LEDはφ4.8mm帽子型を使っており、この手のタイプにしては比較的に大きな蛍光体ですね。下手に弄らずLEDのみ単純にLP-AWME56F1Aへ付け替えるだけでも照度アップは期待できるでしょう。
昇圧回路基板にはCX2601とアキシャルインダクターの10μHが載っています。この組み合わせの回路でも電池電圧は3V掛けてもいいってことですね、100均LEDライト【BLT LED LIGHT】の高輝度改造と効率化回路検証の知見から、てっきり1.5V電池電源専用かと思っていました。
(参考:100均ライト改造報告No.16-4【7/26考察φ16mmLED:BLT LED LIGHT高輝度化】)
それで上記リンク先から引っ張ってきたこの改良回路図通りに改造すると、電池電圧が1.5Vから3VにアップするからとんでもないLED電流が流れたりする?
さらにインダクターとSBDとを最適化しようものなら、3V掛けた瞬間にLEDが焼き切れて昇天する?
この最適化検証結果はあくまで電池電源が1.5Vの時の数値データなので、恐らくだけれど電池電圧が3Vになった場合、過電流ですぐにサーマルプロテクトが働いてしまい使い物にならない気がするし・・・。
今回のLEDスリムペンライトの高輝度化改造に使うんであれば、電池電圧3Vに最適化したインダクターの選定をやり直さねばならないでしょう。はぁ、簡単に改造出来ると思ったのに~。
※分解及び改造は各人の意思で行い、それによって生じる責任を負うこともお忘れなく。