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Channel: ヤマネ製作所な日々
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LEDライト ムーンレンズの改造計画No.1【1/2:ひとまず分解から】

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 電脳雑貨屋あきばおー、で販売している『パイナップル製LEDライト ムーンレンズ』は1本¥250(税抜き)。外観がなかなかに良さげなのでこれを高輝度改造したくなって購入、改造する前に状況を確認するべく分解しておきます。

010200011 単4電池を一本使用するタイプのスリムサイズなペン型LEDライトです。投光パターンはムラの無い均一な満月の様相なのであります。構成は至って簡単、レンズ、白色LED、昇圧回路、オルタネート式プッシュスイッからなります。

010200021 満月のような投光パターンを生み出すレンズには意外にもこんな分厚いものを使っていました。レンズ周辺に歪みを生じないタイプの非球面レンズでした。

010200041 単4形電池1.5Vを3.3Vまで昇圧するチップとして”E33US”というものが使ってあります。ネット検索してみると中華系サイトにヒット、出力は0.1Wとのことなので3.3V30mAの能力でしょうか。インダクターにはコアが大きくて巻線径の太いラジアル型を使っており、いかにもRdcが低そうな10μHが載っていました。

010200061 白色LEDはφ5mm砲弾型の汎用品を使っている様なのですが、接着してあるのか外して確認することが出来ませんでした。昇圧基板を外す時に強い力で引っ張ったので、上図ではLEDの端子が根元から切れています。改造する場合LEDはもう使えなさそうなので、このハウジングごと入れ換えることになりそうです。ムーンレンズも分解する時にキズを付けてしまったので使えそうになく、XP-G専用コリメーターを削って入れることになるかも。

 ちなみに、最初は真鍮製だと思っていた筒は磁石に付かないSUS304ステンレス製でした。どうりで剥く時に硬かった訳です、おかげで指先を切ってしまいました。レンズとLEDとを固定しているハウジングは筒に接着してなかったのですが、かなり強い力で押し込んであって叩き出すことが不可能でしたから、分解するには仕方なくニッパーで齧り剥がす作業になったのです。

 しかしながらこれを改造するのは難航しそうです。既にレンズの嵌っていた先端部分は数cm分だけ筒を破壊しているし、レンズ、LEDも使えず、さらに昇圧回路がショボいので、恐らくはテールスイッチを残して総入れ替えになるものと。

※分解は各人の意思で行い、それによって生じる責任を負うこともお忘れなきよう。


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