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Channel: ヤマネ製作所な日々
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据え置き形DSPラジオの製作No.1(2017/3/16:完成後追記)

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 30時間連続稼働なフリスクDSPラジオが結構使えるアイテムと判ったので、今度は据え置き形で連続100時間ぐらい鳴るタイプを作ってみたくなったのです。稼働時間を長くするにはそれ相応の電池を積む必要があり、今回3.7V1150mAh角型リチウムイオン電池を4枚ほど効率よく詰み込める面白いケースを見つけてから一気に製作が進みました。

Img_11282 タカチ製プラスチックケースSW-130は長さ130mm、幅40mm、厚み25mmと細長い形をしており、両端へ上手くスピーカーを配置すればFM受信ステレオ時の臨場感を損なうこともなかろうと考えての製作です。ちなみにLRスピーカーの間隔は10cmを確保してます。

Img_11322 音量と同調の調整ボリュームはφ16mmのダイヤル式を天面へ、電源とバンド切替のスライドスイッチはインジケーターLEDとともに正面へ配してあります。まだ銘板のないスッピンなので、この後に綺麗なシールでも張りたいところです。
 白くて小さいインジケーターは
白色チップLEDに直付けしたφ1mmの光ファイバー先端をパネル表面へ導いたものであり、フリスクDSPラジオの製作でも使ったテクニックで仕上がりがスッキリします。Nゲージのヘッドライト改造用に作っておいたものを流用したので自動的に白LEDになったというのが真相・・・。

Img_11402 では中身を見ていきましょうか。殻を割るとボディの半分以上が電源の角形リチウムイオン電池で占められており、端の方にバーアンテナのPA-63Rを設置してありますが、この取付け位置に関しては苦労しました。というのも電池付近に持ってくると強烈なノイズを拾って受信感度が著しく下がってしまう現象をフリスクDSPラジオの製作時に経験していましたから、写真に示す位置に持ってきて漸くノイズの影響が無くなった時は思わずホッとしましたね。
 ただ設置位置の弊害により、AM受信時はバーアンテナを横に寝かせるような位置、すなわちスイッチ&スピーカー取り付け面が天に向く位置でないと上手く電波をとらえることが出来なく、AMの時だけDSPラジオを寝かせる様な置き方にする必要があります。スピーカーが上を向いてしまいますが、AM放送はモノラルなので別にLRスピーカーが何処を向いていても構わないです。なおFM受信時はバーアンテナを使わないので置き方を選びません。

Img_11362 連続稼働時間を優先する設計なため、詰め込む角型リチウムイオン電池の形状に合わせてケースを選びました。以前に書いたリチウムイオン電池パックの分解記事で取り出した3.7V1150mAhの単セルは横幅が33mm程度であり、SW-130プラスチックケースの内幅35mmへ上手く押し込めたので、今回はこれを4枚突っ込んで並列接続し組電池にしました。1150mAh×4並列=4600mAhな容量ならば、仮にスピーカーをガンガン鳴らして40mAの消費電流が流れていたとしても100時間は大丈夫だと考えているのですが果たして・・・。

【製作に用いたパーツの情報とコメント】

イ)DSPラジオモジュール、AKIT-M6952S(V2)、¥500(税抜)、1枚

  ※M6952よりも基板が小さく、組み込み先のスペースに余裕ができる。

ロ)ダイヤル式ボリューム、φ16mm、ダイヤル厚2mm、50kΩ2連、¥50(税抜)、2個

  ※なるべく径の大きなダイヤルの方が微調整しやすくて同調時のシビアさが軽減される。

ハ)スピーカー、8Ω2W、ESW2035L21-06、¥200(税抜)、2個

  ※インピーダンス8Ωで耐入力2W、さらにこの小ささ(20mm×35mm×8mm)がイイ。

ニ)スイッチ、SS12D10G3.5-B、¥30(税抜)、3個

  ※ボール入りのスライドスイッチなので、パチって跳ね返る感じがとてもイイ。

ホ)リチウムイオン電池、サンヨー製VF553450Z、3.7V1150mAh、中古、4枚

  ※手持ちの中から34mm×55mm×5mmな大きさで容量の大きなモノを選んだ結果。

ヘ)インジケーター用LED、白色チップ1608形、価格?、3個

  ※インジケーターって言ったら大概は赤、黄、緑なんだろうけど、意外にも白は目立つ。

ト)インジケーター用光ファイバー、φ1mm、長さ5mm、価格?、3本

  ※LEDダイに近いところから導光しているので光が集中してとてもクッキリ見える。

チ)AMバーアンテナ、アイコー電子製PA-63R、¥380(税抜)、1本

  ※ほかにaitendoオリジナルな各種と比べてみたけれど、結局これが一番イイんだよね。

リ)プラスチックケース、タカチ製SW-130、¥226(税込)、1箱

  ※これを店頭で見た時に今回の出来上がり想像図がパッとヒラメイタからさぁ大変。

ヌ)受信バンド選択用抵抗、1/6W、22kΩ、30kΩ、130kΩ、各¥5(税込)、各1本づつ

  ※敢えてチップ抵抗で組まなくても1/6Wクラスの大きさで十分だからね。

【今後追加になるパーツ情報とコメント】

ル)多段ロッドアンテナ、FM受信用、φ6mm、長さ20~60cm、方向360度、¥395(税抜)、1本

  ※FM受信安定化の為。でも縮めた時の長さを130mm以下に短くする小細工が必要。

ヲ)リチウムイオン電池用充電管理モジュール、型番?、価格?、1枚

  ※いずれ充電する時期が来るだろうからそれまでになんとか組んでおきたい。


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